人民委員会庁舎の見どころ
壮麗なるコロニアル建築
1908年の仏領インドシナ時代、駐在フランス人のためのパブリックホールとして誕生した豪華な市庁舎が「人民委員会庁舎」です。
100年の時を経た今でも、その壮麗なレリーフ装飾が施された庁舎の美しさは色あせず、当時の華やかなコロニアル文化を今に伝えています。
特に時計下に施された精緻な彫刻に注目しましょう。2匹の虎を従えた天使の像が施され、まるで生きているかのような躍動感を放っています。
ホーチミン像
人民委員会庁舎を拠点にまっすぐ伸びるグエンフエ通りの最北端にはベトナム建国地の父・ホーチミン像がそびえます。
人民委員会庁舎は政府機関のため近距離からの撮影は禁止ですが、遠目からなら撮影が可能。特にこのホーチミン像付近で撮影をすると、正面から庁舎の全体像が丁度よくおさま、絶好のフォトスポットとして人気。ガイドブックで使われている写真も、よくこの場所から撮影されています。
また周囲には蓮の花が咲く池が並び、こちらも庁舎に彩りを添える写真映えスポットとなっています。
グエンフェ通り
ドンコイ通りと並ぶホーチミンのメイン通りの1つ。
パブリックビューイングや音楽ライブなどの屋外イベントも不定期で行われ、今ホーチミンで最も注目されている観光スポットです。市内中心部にあるためホーチミンに旅行したらぜひ訪れ下さい。
2015年には歩行者天国となった幅広い遊歩道の左右には、5つ星ホテルやお洒落なレストラン、カフェが立ち並び、旅行者や地元の若者で賑わっています。最近では紀伊国屋が出来たことでも話題になっています。
グエンフエ通りでバイクの喧騒を忘れて、のんびり街歩きやカフェタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ライトアップされた人民委員会庁舎
夜になると人民委員会庁舎がライトアップされ、ひときわ美しさいシルエットをひき立たせます。
夜空に浮かび上がるレモンイエローの庁舎は、繊細な彫刻が鮮明に映し出され、とっても幻想的です。グエンフエ通りを垂直に走るレタントン通り沿いから、少し斜めに撮影するのが素敵な写真を撮るコツです。
5つ星ホテル「レックスホテル」のルーフトップバーからは、グエンフエ通りを見下ろすことができます。ライトアップした庁舎を眺めながらお酒が楽しめる、ロマンティックな夜景スポットです。
グエンフエ通りの夜散歩
夜のグエンフエ通りは、ひときわ素敵な表情を見せてくれます。
周囲の高級ホテルやオフィスビル、レストランがLEDライトでライトアップされ、大都市ホーチミンの華やかな夜の表情を見せてくれます。
歩行者天国のため車やバイクが走らず、サイゴン川から吹き抜ける心地よい風を感じながら夜散歩するのに絶好の場所。
大道芸、ストリートミュージシャンのパフォーマンスを囲む観光客が輪を作ったり、昔ながらのお菓子売りのおばちゃんがいたり、若者たちがベンチで愛を語らったり。地元の人々がそれぞれの夜の時間を楽しんでいます。
左右にはお洒落なレストランやオープンエアのカフェ、ルーフトップバーも多いため、少し疲れたら夕涼みがてら休憩するのもおすすめです。
Apartment 42 Nguyen Hue
グエンフエ通りの一角に位置するレトロなアパートには、一部屋一部屋ごとにセンスあふれるがショップや可愛いカフェが並び、若者の流行発信地になっています。
LEDネオンが輝くビルの外観はインパクト抜群!
クラシカルな階段を登っていくと、ビルの内部は雰囲気抜群。まるでコロニアル時代にタイムスリップしたような不思議な感覚に。でもショップの一つ一つはとてもお洒落なのだから、そのギャップがホーチミンならでは。
レストランやカフェのテラス席では、グエンフエ通りを見下ろしながらのんびりと休憩も出来ます。
名前の「Apartment 42 Nguyen Hue」は、このビルがグエンフエ通り42番地のアパートに由来しています。
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- アクセス
- ドンコイ通り周辺(HIS支店から徒歩3分)
- 人民委員会の住所
- 86 Le Thanh Ton, Quan 1
- グエンフエ通りの住所
- Nguyen Hue Street, Quan 1
(ホーチミン人民委員会庁舎からサイゴン川に向かうドデカイ通り)
- 注意
- 観光客は中に入れないのが残念ですが、外側から見るだけでも綺麗です。